グルタチオンとビタミンC
学び乃ちゃん「最近、お店でグルタチオン配合化粧品を見かけて気になっています。」
C美ちゃん「私もグルタチオンは白玉点滴で取り入れているよ。実は、ビタミンCと一緒に取り入れると効果抜群なの！」
学び乃ちゃん「そうなんですか！？グルタチオンとビタミンCの関係について、詳しく教えてください！」
［ c o n t e n t ］
[ 監 修 ]
皮膚科、美容皮膚科医師。
富山医科薬科大学（現 富山大学）医学部卒業後、金沢大学医学部皮膚科学教室入局。
大学病院‧関連病院勤務を経て、都内で美容皮膚科の研鑽を積む。
なないろスキンクリニックを開院し（現在は非常勤）、その後あらきクリニックで美容皮膚科‧皮膚科を開設。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本臨床皮膚科医会会員。
グルタチオンってなに？
グルタチオンは体内で作られる、「グルタミン酸・システイン・グリシン」の３つのアミノ酸が繋がったトリペプチドです。
体の細胞の中に存在し、抗酸化成分として働きます。
他にも、メラニンの生成を抑える働きがあり、昨今は「白玉点滴」として点滴でグルタチオンを取り入れる美容療法が普及しています。
そんなグルタチオンですが、その体内濃度は、20代をピークに年々、加齢によって減少することが分かっています。
そのため、グルタチオンを取り入れることで、アンチエイジング効果が期待できます。
グルタチオンがビタミンCを活性化
コラム『美肌のエース「ビタミンC」のスキンケア効果』でご紹介したように、ビタミンCには抗酸化作用があります。
活性酸素を消去する等、抗酸化作用を発揮したビタミンCは「酸化型ビタミンC」になり、失活します。
グルタチオンは、この役目を終えて効果を失った酸化型ビタミンCを還元することで、もう一度効果を発揮できる状態に復活させることができるのです
ナイアシンアミドがさらなるサポート
ナイアシンアミドは複数の段階を経て、体内でNADPHという化合物に変換されます。
このNADPHによって、ビタミンCを還元して失活した「酸化型グルタチオン」を還元し、復活させることができます。
こうして活性化したグルタチオンがさらにビタミンCを活性化し、活性サイクルをサポートすることができるのです。
いかがでしたでしょうか。
グルタチオンとビタミンCは食事や点滴、スキンケア等、様々な方法で取り入れられるので、自分に合った方法を探してみてくださいね。
