プレミアアンチエイジングでは、2023年9月に新たにパーパス・プロミスを含むコーポレート・アイデンティティを策定しました。パーパス・プロミスの社内浸透に向けての横断プロジェクトの立ち上げや、本カルチャー発信サイトの立ち上げ、様々なコミュニケーション活動を通してエンゲージメント活動に尽力する上原さんに、働く上で大切にしている想いを聞きました。

プレミアアンチエイジングの大切にしてきたブレない理念。「人の時間(とき)を、解き放つ。」を受け継ぎ、次のステージへ踏み出した

コーポレート・アイデンティティを2023年9月に刷新された背景を聞かせてください。

当社ではパーパス・プロミスを含むコーポレート・アイデンティティを、2023年9月14日に新たに策定しました。当社の規模はこの数年で急拡大し、取り巻く環境も大きく変化しました。企業として新たなフェーズに差し掛かっており、改めて長期的に目指す姿を明確にし、言語化することで、社員の皆さんと共に乗り越えていきたいという背景があります。また、これらの浸透に向けて、社内公募で集まった部署横断のメンバー10名ほどでプロジェクトの取り組みが始まりました。
 

組織のパーパスと、社員一人ひとりのパーパスが重なることは、より強力な組織に成長するには欠かせない重要な要素です。まずは一番身近な仲間である社員には、心からそうなってほしいと願っていますし、これを浸透させるためにも様々な方法で発信していきたいと考えています。私自身からの発信はもちろんのこと、プロジェクトで作ったカルチャーブックや、社内での様々な交流の機会、またそこから生まれる様々なストーリーをこういったカルチャーページを通して、社内外に届けていきたいとも思っています。
 

パーパス・プロミスに込められた、ブレない想いとは?

これまで大切にしてきた「人の時間(とき)を、解き放つ。」という理念は、この策定のタイミングでも変えませんでした。議論を重ねるなかで、他にも多くの案が出てきましたが、最後はこれを超える存在意義はないという結論に至りました。
 

その想いを受け継ぎながらアップデートする形で、スローガンには「Forever vivid」と掲げています。また「Unique」はあえて英語を使っていますが、それは日本で使われる「ユニーク」のニュアンスとは異なる本来の意味の「唯一無二の私たちらしさ」を大切にしたいからです。
 

プロミスは細部に至るまでこだわり抜きました。実は、今とは全く違うものが候補として議論がスタートしていました。「これは本当に私たちが言いたいことを表しているのか」と練り上げた結果、納得して自信を持って発信できるものに仕上がりました。
 

さらに社員向けのカルチャーブックでは、プロジェクトのメンバーで議論を重ね、パーパス・プロミスをより具体的に、社員の行動レベルに落とし込んでいます。「自分たちはプロミスをどう捉え、大切にし、どう実践していくのか」をまとめてもらっています。今後は、パーパス・プロミス浸透のワークショップを全社員向けに開催する予定です。
 

プレミアアンチエイジングを選ぶまで

仕事を選ぶ際に大切にしていることとは?上原さんのパーパスとはどう重なりますか?

私自身、人生の軸とリンクした仕事にのめり込んできた人間です。さかのぼると、高校時代にアメリカに留学した経験があるのですが、当時の私は英語力がなく、コミュニケーションにも苦労する毎日。知り合いのいない異国の地で、「Who Am I?」私はどういう人で、なにが好きなのか、どうありたいのかと、自分自身と向き合うなかで、自分の人生の軸を見出すことの大切さを実感しました。
 

就職活動をするにあたっても、自分の人生を豊かにするために就職するのだからこそ、妥協せず、自分の意志を貫いてきました。「海外と日本の架け橋になりたい」「英語を使える環境で働きたい」「将来母になったときに、子どもに自分の人生を誇りを持って伝えたい」「採用時から性別をいとわず、女性でも活躍できる環境で働きたい」という自分の人生の軸を基に選択してきました。
 

他にも、自分が尊敬できる人と働きたいという想いを常に持っています。恵まれていたのは、これまで、そういう上司・同僚・部下、そしてお客様に囲まれていたことです。仕事の面白さはもちろん、人との出会いにも恵まれていたからこそ、外資系投資銀行という激務の世界で約30年もやってこられたのだと思います。 そうしたなかで「自分が納得し、自分で選択したことに取り組めば打ち込める」というのが、私のこれまでのキャリアで実感した仕事観です。自分自身と真摯に向き合うことが、仕事に打ち込み、いきいきと働くための第一歩になると思っています。
 

なぜ、プレミアアンチエイジングを選んだのですか?

バンカーとして培ってきた知見や経験を活かし、これまでとは違う新たな挑戦をしたいと検討していたところ、以前のお客様経由で、プレミアアンチエイジングという会社を知りました。正直、社名は聞いたことがなかったのですが、当時放映されていたKinKi Kidsのクレンジングバーム「デュオ」のCMは見たことがありました。人生で初めてクレンジングバームを使ってみて、衝撃を受けたんです。バームの手触り感はもちろんのこと、いつもはアイメイク用のリムーバーで落としていたマスカラもしっかり落ち、べたつきもなくさらにツッパリ感もない。一瞬で、デュオのファンになり、どういう人がこの会社を創業し、この商品を世に出したのか、とても知りたくなり、ホームページや社長に関する記事をチェックし、面接を受けることを決めました。
 

新たな挑戦をする場所を選択する際には、「自分の好きなことやワクワクすることに携われる場所」にしようと決めていました。小さいころから靴やバッグが好きで、ファッションやメイク等のおしゃれに夢中でした。成人式や結婚式など、プロのメイクさんにメイクしてもらったときには、いつもと違う自分に気がついたり、自分により自信が持てたりしました。また、社会人になってからは、寝不足等から吹き出物がひどい時期に、人前に出たくなかったりしたこともあります。「美容には人の背中を押す力がある」と漠然と思っていましたが、社長から、「すべての人が好奇心を持って何歳になっても新たなことにチャレンジし、いきいきと生きることができる新しい価値を社会に生み出したい」という創業からの想いをお聞きし、私の思っていたことの実現を目指している会社だと知り、是非、入社したいと思いました。
 

私は、これまでの人生で、多くの人と出会い、様々な人からの応援に助けられ、ここまできました。これまでもそうですが、これからはさらに、私自身が、出会った人達を応援していきたいと思っています。
 

どんな仕事にも意味がある。その意識があなたの価値につながる

仕事と向き合う際に大切にしていることはありますか?

「It’s my life. It’s my decision.」
私自身も迷うときはあります。そのときに意識するのは、私がここにいる価値は何なのか、を思い起こすことです。私が選んだこの場所で、「なぜ私はここにいるのか」を常に自身に問いかけることで、「私がここにいる価値」を生み出すことを意識しています。
 

仕事への向き合い方は、意識の持ち方次第で大きく変わると思うのです。以前、自身の仕事を「雑用」と表現したメンバーがいました。でも、私が離席中に電話を取ってくれたり、資料を準備してくれたりすることを、私は雑用だとは思いません。安心して私が席から離れ、ミーティングに集中できるのは、他のメンバーがその業務を責任を持って行ってくれているからです。そう伝えてから、そのメンバーの仕事に対する向き合い方は変わり、大きく成長しました。
 

小さな仕事の一つひとつにも、やっていることには必ず意味があります。そうした積み重ねの先に「私がここにいる価値」、そして「一人ひとりがここにいる価値」が生まれますし、会社への貢献に必ずつながると信じています。
 

今年、新入社員6名を迎えられ、パーパス・プロミスセッションを実施したと聞きました。

今年は新入社員6名を迎え入れました。先日、入社オリエンテーションのプログラムの一環でパーパス・プロミスのセッションを開催しました。そのなかで、当社のパーパス・プロミスをどういうふうに受け止め、入社を選んだのか尋ねてみたんです。自分のやりたいことと、当社のパーパスに掲げられていることが合致していた、など一人ひとりちゃんと受け取ってくれていたんですね。
 

なにかを選択するということは、自分が選択している理由があるはずです。これまでも面接を担当してきた際に、候補者の方には「あなたの体は1つしかなく、内定をいくつもらっても1社しか行けない。そういうなかであなたにとってなにが大切ですか」と必ず尋ねています。
 

そうした一人ひとりの想いが、会社のパーパス・プロミスとどこかでつながっていてほしいと願っています。働くなかでは、良いことばかりではなく、辛いことや苦しいことも様々起きていくと思います。日常のなかでも、プレミアアンチエイジングに入社したときの気持ちや、その選択にこめた想いを振り返ってほしいです。また、そういった想いは、組織成長の大切な原動力の一つですし、一人ひとりの想いの実現を応援することも、今の私の役目だと考えています。
 

最後に、社員の皆さんにメッセージをお願いします。

皆さん、なにか理由があるからここに居続けているはずなので、そのなかで自分ができることや自分の価値を見出してほしい。そのためにも改めて、なぜ自分はここにいるのか、を問いかけてほしいと思います。一度きりの人生なので、皆さん自身のUniqueな人生を歩んでほしいと願っています。