化粧品は自信を与えてくれる存在。そう語るのは、リテール事業本部で営業として活躍する今井さんです。アメリカ留学中に身だしなみへの意識が高まったことがきっかけで、化粧品業界を志した今井さんは、入社後も営業やアウトレット店舗の運営に奮闘。そうした多忙な業務のなか、2023年に化粧品検定1級を取得しました。そこに至る経緯や想いについて今井さんにうかがいます。

留学経験から自分の身だしなみに、そして化粧品への興味に

今井さんの現在の仕事について教えてください。

2022年に新卒で入社し、現在3年目です。リテール事業本部で、主に中四国と九州のドラッグストア様や総合スーパー様への本部営業を担当しており、加えてリテール事業本部内で実施しているダブルジョブ(本部内の別の業務にも関与できる取り組み)を活用し、直営アウトレット店舗の運営業務も任っています。

化粧品業界を志望された理由は何だったのでしょうか?

大学時代にアメリカに留学した経験があるのですが、現地で生活する中で自分の容姿について意識するようになりました。初めて自分がアジア人であるという意識を持ち、さらに身長が188cmあるため自分が思っている以上に目立ち、まわりから見られていることに気づきました。

 

そこから、身だしなみなどについて調べるうちに、メンズメイクをはじめ、化粧品に興味を持つようになりました。就職活動では、性別・年齢問わず、誰にでも自信を与えられるような仕事に携わりたいと思い、化粧品業界に絞って活動を行いました。

 

当社では、多彩なキャリアを持った方たちが、それぞれのスキルや知識を発揮しています。こうした働いている人や環境のUniqueさ、そして将来性に魅力を感じました。また、化粧品だけに限らずインナーケアなどのさまざまな分野でアンチエイジングを実現し、社会を豊かにしようとしていること。そうしたところに共感し、入社を決めました。

 

自分の提案がお客様に届いていることの喜び

入社1年目で任された仕事で何か印象に残っている仕事はありますか。

新卒で入社した1年目から、大手バラエティストア様の本部営業を任されたことが印象に残っています。他社なら3年目くらいで任されるような業務と先輩から聞き、入社1年目に任せてもらえたのは当社ならではで、プレッシャーを感じながらも身の引き締まる思いでした。

仕事上で、正直失敗したな、と思うような経験はありますか。

アウトレット店舗でのイベントと、営業の繁忙期が重なってしまったときですね。そのイベントは私が主体的に計画を立てる立場だったのですが、タスクを抱え込み、まわりに心配をかけてしまいました。

 

ただ、その経験があったからこそ、タスクの量が増えてくると視野が狭くなり、余計に仕事を抱え込みがちになると気づきました。それ以降は忙しいときほど視野を広く持って、スケジューリングや効率を意識するよう心がけています。上長からも「後始末」ではなく「前始末」が大切とよくアドバイスいただくので、意識しています。

逆にこの仕事をしていてよかったなと思う経験はありますか。

お客様に自社商品を手に取っていただいている瞬間を見ると、なにより喜びを感じます。
入社当初、担当していたバラエティストア様で、自らの提案により限定品を採用いただいたことがありました。実際に店舗にその商品が並び、お客様が手にとってくださっている光景を見たときのことは今でも覚えています。普段の業務では卸売の担当者様や小売業のバイヤー様との商談が大半で、実際に商品を購入されるお客様を目にする機会があまり多くないんです。自分が提案した商品が店頭に並んで、手にとっていただける。自分の提案がしっかりとお客様に届いているんだ、と実感したことが印象に残っていますね。

アウトレット店舗の運営も担当されているそうですが、通常の営業との違いはどのようなところにありますか。

アウトレット店での業務の醍醐味は、直接お客様と関われることと、直営が故に自身で企画した施策を実行でき、その効果がダイレクトにわかることです。また、経営視点を培える部分も魅力です。

 

商品をより深く理解し、一歩踏み込んだ提案に

そうした多忙ななかで、化粧品検定の1級を受験された理由を教えてください。

もともと化粧品が好きで入社時にはすでに2級を取得していましたが、営業職に就き、取引先との商談において、自社商品についてより詳細に提案したいと思ったことがきっかけです。化粧品検定では化粧品の成分や歴史、皮膚構造など多岐にわたる知識が問われます。その知識を活かして、より一層論理的に、一歩踏み込んだ提案をしたくなりました。

 

加えて、以前はアウトレット店舗での接客においても、あまり言葉が出てこないこともありました。より深い商品知識やロジカルな説明ができれば、ご購入いただけたのではないか。お客様により自信を持っておすすめするには、やはり専門知識を身につける必要性がある。そのような悔しさも感じて、化粧品検定1級の受験を決めました。化粧品が好きな私にとっては、化粧品知識を深められるという趣味として楽しめる側面もありましたね。

 

それから当社では合格を条件に化粧品検定の場合は、受験料やテキスト代が補助されるほか、今回挑戦した1級は合格すると奨励金もあり、受験へのモチベーションアップにつながりました。

検定に向けての勉強はどのように取り組まれたのでしょうか。

勉強を始めたのは試験の3ヶ月ほど前からですが、業務が立て込むなかでの勉強は大変でした。通勤電車の中でテキストを読み込んだり、休日の朝には問題集を解いたり、と習慣化・反復することを意識しました。

 

そして、勉強した内容を日々のスキンケアで実践するなど、学んだ知識を自ら実践して定着させることを意識しました。とくに指の爪のまわりの保湿は、欠かさずに取り組んでいます。営業としてお客様と相対するときにも指先は見られるポイントになりますし、化粧品メーカーの営業として恥じないように、検定の知識を活かして実践するになりましたね。

 

検定の知識がお客様との接点で活きた経験はありますか?

アウトレットの店頭で、男性のお客様の応対をしたときに、成分の情報や男性特有の皮膚構造など、検定で得た知識を交えて商品説明をしました。その甲斐もあってか、ご購入につながったことは鮮明に覚えています。専門的な知識をきちんとお伝えして、それでご購入いただけたので、その後の自信にもつながったと思います。

営業や店舗運営の経験を活かして活躍の場を広げたい

今後はどのような仕事にチャレンジしていきたいですか?

まずは、自身の担当である中四国・九州エリアで、少しでも多くのお客様に当社のブランドを手に取っていただき、売上拡大に貢献したいです。そのためには、アウトレット店舗の運営で得た学びも最大限発揮し、新しい取り組みにもチャレンジしていきたいと考えています。
 

それから資格の取得では、化粧品成分検定もあるので、次はそちらを受験してみたいです。

 

また、アンチエイジングカンパニーの社員らしく、いきいきとした毎日を送る秘訣は、何事にも好奇心を持って楽しむことだと思います。社内コミュニケーションの一環で実施しているハッピーアワー(懇親会)では、「Bar Imai」のバーテンダーとして部門を超えた色々な方とのつながりを深めています。当社は、多彩なキャリアの方が集まっていて、自分にとってはとても刺激的な環境です。そういった方たちとの交流は欠かせない時間になっているので、引き続き楽しんでいきたいです。