睡眠と美肌とビタミンCの深い関係
C美ちゃん「学び乃ちゃん、なんだか、お肌荒れてない?」
学び乃ちゃん「そうなんです〜〜〜。ついつい推しの動画を夜遅くまで見ちゃって‧‧‧睡眠不足かも」
C美ちゃん「やっぱりか〜。睡眠不足はお肌の大敵よ」
学び乃ちゃん「仕事が忙しくて、ストレスたまってるのもあるかもしれません・・・ 」
C美ちゃん「まずは生活を見直して、早めにベッドへGOしてね!」
学び乃ちゃん「は〜い」
C美ちゃん「ストレスにもビタミンCがチカラになってくれるのよ。これから説明するわね」
学び乃ちゃん「くわしく聞かせてくださ〜い!」
[ c o n t e n t ]
[ 監 修 ]
皮膚科、美容皮膚科医師。
富山医科薬科大学(現 富山大学)医学部卒業後、金沢大学医学部皮膚科学教室入局。
大学病院‧関連病院勤務を経て、都内で美容皮膚科の研鑽を積む。
なないろスキンクリニックを開院し(現在は非常勤)、その後あらきクリニックで美容皮膚科‧皮膚科を開設。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本臨床皮膚科医会会員。
美肌は夜つくられる
OECD(経済協力開発機構)の調査では、先進国の中で日本人の平均睡眠時間は圧倒的に少ないという結果が出ています。睡眠時間が不足すると、疲れが取れないだけでなく、イライラしたり、気分が落ちこんだり、やる気がなくなったりしがち。
もちろん、お肌にとっても睡眠不足は大敵。
睡眠不足によって、肌表面のバリア機能が損なわれ、乾燥すると言われています。また、睡眠中は成⻑ホルモンが分泌されて肌の新陳代謝が行われる大事な時間。
「美肌は夜つくられる」のです。
ストレスと睡眠不足で負のスパイラル?!
しかし、ストレスを感じる生活が続くとなかなか質の良い睡眠をとることができません。
不安や緊張といった精神的なストレスだけでなく、睡眠不足や過労、昨今の夏の酷暑からの冷房による冷え、なども肉体的なストレスになり、自律神経が乱れます。
そうすると、深い睡眠がとれず仕事の効率が低下したり生活リズムが狂ったり、それによって暴飲暴食をしてしまって肌トラブルが現れたり、それがまたストレスになって不眠がちになり...、
と、ストレスと睡眠不足は、深く関係しているので、負のスパイラルに陥らないようにしたいものです。
睡眠リズムホルモン:
セロトニンはビタミンCがつくります
そんな睡眠不足の対策にもビタミンCの登場です。
ビタミンCは、睡眠リズムを司るホルモン‧セロトニンの合成にも関わっています。
セロトニンが不足すると、睡眠リズムが不安定になり、気分的に落ちこんだりする場合も。また、睡眠を誘発する作用があり、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンは、セロトニンなどを原料としているので、結果的にメラトニン合成量も減少します。
ビタミンCを積極的に摂取することが、快眠にもつながるのです。
ビタミンCはいつ摂ればいい?
ビタミンCは一度に吸収できる量に限りがあり、吸収できなかった分は体の外へ排出されてしまいます。
満腹時であれば、ビタミンCは時間をかけてゆっくり吸収されるため、空腹時よりも、吸収量が多くなると言われています。
睡眠前にもオススメ
また、睡眠中はビタミンが体外に排出されにくい状態なので、寝る前にビタミンCを摂取することもオススメです。
適切なタイミングで摂取することで、効率的に、キレイと健康を手に入れることができます。
スキンケアにもビタミンCを
寝ている間にさらに美肌を育むためには、ビタミンCをスキンケアに取り入れることもオススメです。
日中の紫外線ダメージ修復をビタミンCがサポートしてくれるので、ぐっすり眠れない日でも、肌調子の良さを実感できること間違いなしです。
いかがでしたか?
睡眠にもビタミンCが関わっているなんて驚きですよね。
ビタミンCを摂り入れて、睡眠不足とストレスと、うまく付き合っていきましょう!