※部署や役職、仕事内容はインタビュー当時(2024年1月)のものです。
2022年に新卒で入社し、主力ブランドであるDUO(デュオ)シリーズを中心に、海外市場に営業活動を展開する海外事業本部に配属となりました。入社1年目は、営業アシスタントとして貿易実務に従事しました。2年目からは東南アジア担当として、日系のドラッグストアや現地の小売店への営業活動や販売員の教育をはじめ、ECサイトの運用など幅広い業務を担っています。国によっては、クレンジングといえばオイルかウォーターが主流で、バームはその剤型すら知られていないこともあります。小売店の販売員に当社の商品をよく理解してもらうために、何度もオンラインで勉強会を実施したり、彼らのモチベーションや小売店を盛り上げる施策として販売コンクールを企画したりしています。結果、売上の拡大にもつながっており、少しずつですがブランドの認知度も高まっているという手ごたえを感じています。
日本での「当たり前」を一旦忘れること。これに尽きます。それぞれの国ごとに異なる文化があり、価値観も考え方も、そして人々の肌質も全然違います。そうした中で当社の商品のファンを増やすには、やはりマーケティングが大切。効率的に商品の認知や評判を広げるには、的確な人に商品情報を届けなくてはいけません。毎日SNSや口コミなどのトレンドデータをチェックしたり、事業を展開しているすべての国や地域のデータを分析し、各担当者に欠かさず報告しています。当初は自分自身の勉強を兼ねてはじめたのですが、最近は在庫不足による販売機会の損失を防いだり、適切な在庫管理に役立っていると、高く評価してもらえるようになりました。
海外事業の魅力は、販売チャネルの開拓やマーケティング戦略など、現地の状況にあわせて自分で提案できる機会も多いので、無限の可能性を感じられる仕事だと思います。ブランドが認知されていない国で商品を販売することは、もちろん苦労も多く大変ですが、私がいなければこの国の人たちは一生、当社の商品を知らないままかもしれないと考えると、俄然やる気が湧いてきます。担当している国のSNSで、DUOが話題になっているのを見つけたりすると、輸出から店頭に並べるまでに起こった様々な苦労も報われるような気がします。次の挑戦への後押しにもなっています。
学生時代は心理学を学んでいて、将来は心の健康に携わる仕事に就きたいと考えていました。同じ頃、アトピー性皮膚炎で悩んでいた私に自信を与えてくれる化粧品に出会い、弱った心を救うのも素敵だけれど、心身ともに元気にできる化粧品業界に興味を持つようになりました。プレミアアンチエイジングで働きたいと思った決め手は、私も愛用していた肌に優しいクレンジングバームの存在もあったのですが、それよりもアンチエイジングを軸に事業を展開していることを魅力に感じたことが大きかったです。昔、一緒に暮らしていた祖母が、スキンケアをして綺麗になった自分の姿を見て、ときめいていた様子が強く印象に残っていたからです。私に自信を与えてくれた化粧品と同じように、アンチエイジングには多くの人の心を幸せにする力があると感じました。
チャレンジする人たちを大切にする風土を、私はとても気に入っています。新入社員にも意見を述べる機会をつくってくれて、適切な裁量とサポートを惜しみなく与えてくれます。入社1年目の社員が仲間と協力し合い、新たな商品の企画立案から販売戦略までを考案する新規プロジェクト、通称「新卒プロジェクト」も、そうした取り組みの一つで、私も入社1年目に13人の同期たちと約1年かけて、ディズニー創立100周年限定デザインの「デュオ ザ マーメイド クレンジングバーム」の商品化に取り組みました。本気だからこそ、途中決まっていた案がすべて白紙に戻るということもあり、本当に大変な思いをしましたが、手に取ってくれたお客様の心がときめく商品にしたいという、自分たちの思いは最後までぶれないように心がけ、無事発売日を迎えることができました。 私は海外販売に関するやりとりを一手に担当し、今の仕事に繋がる貴重な経験ができました。また、新しい商品開発の生みの苦しみや調達、製造、マーケティングといった他の部門で働く人たちの思いや努力を、入社間もないタイミングで触れられたことも良い勉強になりました。
学生の頃から比較的、自分の考えを伝える方でしたが、何か大きなことを成し遂げた経験も少なく、実は自分の発言に自信を持っているわけではありませんでした。今は、自分が担当している国については会社の中で誰よりも理解しているという自負があり、率直に意見を言ったり、提案したりすることができるようになりました。
まずは担当している国で、日本国内と同じ、もしくは超えるブランド認知度を獲得したいです。オイルクレンジングが主流の市場でクレンジングバームの認知を上げ、シェアランキング1位を獲得できるよう、これからも努力を続けていきたいと思います。また、この先さらに新しい国へ進出する際には、真っ先に手を挙げたいです。成長のための努力を惜しまず、周りからも活躍を期待されるようになりたいと思っています。