※部署や役職、仕事内容はインタビュー当時(2024年8月)のものです。

美容部員時代には全国売上1位、800名の美容部員のトレーナー経験もあるリテール事業本部の濱田さん。「商品の魅力を伝える」プロとして、社内からお取引先様、美容インフルエンサーまで幅広い層へ、日々ブランドや商品の魅力を届けている。化粧品業界一筋のこれまでのキャリアから、プレミアアンチエイジングでの新たなチャレンジなどを語っていただきました。

美容部員の育成からブランド立上げまで、挑み続けたキャリア

現在の業務を教えてください。

リテール事業本部で営業部長を務めるかたわら、ブランドマネジメント本部で全ブランドのトレーナーとして、ブランドや商品の魅力を伝える仕事をしています。具体的には、社内や取引先に向けた商品研修や勉強会の実施ですね。商談の場で商品の紹介をしたり、インフルエンサー様向けのイベントに登壇するなど、さまざまな場所や機会を通じて、当社の商品の素晴らしさを伝え、ブランド価値の向上につなげる取り組みを行っています。

濱田さんは化粧品業界歴が長いと聞きました。どのようなキャリアを経ているのでしょうか。

元々は百貨店に入っているコスメブランドで美容部員からキャリアをスタートして以来、ずっとこの業界にいます。大きな転機は、外資系コスメブランドで全国で800名以上の美容部員の育成・指導に携わったことです。トレーナーに抜擢されたのは、美容部員として個人売上1位もいただき数年経った頃でしたが、私が武器としていた販売力が評価され、次世代トレーナーを育成していくというブランドの意向の中で割と若くして抜擢いただきました。

百貨店市場を飛びだして。より大きな市場で商品の魅力を届けることへの挑戦

その後、どのようにしてプレミアアンチエイジングへの入社につながるのでしょうか。

ライフイベントを機に国内メーカーに転職し、トレーナーやセールスマネージャーを経て、新ブランドの立上げを0から担当する機会をいただきました。販売メソッドや美容部員育成カリキュラムの構築など数年かけて店舗運営のあらゆる整備をおこない、店舗数を増やすところまで見届けることができました。

 

新ブランドの立上げというのは、誰でも経験できることではありません。大きな苦労を伴うチャレンジでしたが、やりきったと言えるところまで見届けられました。

美容部員からブランドづくりまで、網羅的に経験されたということですね。

本当に貴重な経験だったと思います。その当時、子どもが手から離れる年齢になったのもあって「違うことに挑戦してみたい」と考え始めました。

 

そこで出会ったのがプレミアアンチエイジングです。

当時はコロナ渦で、百貨店では、お客様に触れて直に商品を体感していただく機能が停止していた時でした。そこで通販やバラエティショップ、ドラッグストアで扱うコスメに興味を持ち、良いものだと知った商品のひとつにクレンジングバームDUOがありました。

実は私、これまで百貨店コスメ以外は、扱ったことがほとんどなかったんですよね。販売チャネルが異なれば、市場規模はもちろんですが、客層や販売戦略・手法がまるで違います。自身のキャリアにとっても大きなチャレンジになると思いました。

入社の決め手はどういった点だったんでしょうか?

まず1つは、“大きな市場にトライしたい”という気持ちがありました。今担当している、実店舗での販売だけを比較しても、百貨店よりもドラッグストアの方が市場規模が大きいです。イコール、ビジネスの大きさを意味します。

 

もう1点は、“多数のブランドや商品の中から、当社のブランドや商品に興味をもってもらう”ということへの挑戦です。

これまでは自社ブランドの美容部員、すなわち、ある程度は自社のブランドや商品に愛着のある人が接客販売を担当していました。ですが、ドラッグストアコスメは違います。何百というブランドや商品を同時に取り扱う、ドラッグストアの店舗の方々が最前線で販売にあたります。

 

そんな方々に、私から商品の魅力を伝えて価値を感じてもらい、更にお客様に届けてもらう。これは私にとって初めてで、難易度も高いチャレンジです。

こんなに良い商品があるのだと知った「クレンジングバーム DUO」だからこそ挑めたチャレンジでもありました。

極めるほどに難しい「伝える」仕事

日々、どんなことを心がけて業務に取り組まれていますか?

まず、商品を徹底的に体験しインプットします。他社商品を含め、気が付くと段ボール数箱分になっていることもありますね。色々試すからこそ、自分の肌で感じたことを、どういう言葉で伝えるかの信頼性も高まります。

 

商品ごとに定型の言葉がバチッと決まるものではありません。相手がどんな生活背景で、肌質か。同じ相手でも季節やシーンによって毎回違う伝え方をします。そうやって都度アレンジできるように表現の幅を持つことはずっとやり続けています。

販売で培った伝え方のメソッドを活かしているのですね。

もう1点重要だと考えているのは段取りですね。長く販売や研修を担当し伝えることを仕事にしていると、その場でスラスラとトークできると思われがちですが、事前準備が8割。これを怠ると、大きく質が変わります。伝えるって、すごく難しいことなんですよね。

濱田さんのような伝えるプロでも、事前準備を入念にされるのですね。

私が日々話しているのは営業担当や取引先の方なので、お客様までは遠く距離があり、なかなか自分の言葉を使って、お客様に直接商品の素晴らしさを伝える機会は少ないです。だからこそ研修やイベントを通して、伝わる量を最大化したいと考えています。

多種多様な業界や職種の経験者が集結する会社で、次の成長角度を創る

プレミアアンチエイジングの魅力はどのようなところでしょうか。

化粧品以外の業界出身の方も多く、また様々な職種のプロフェッショナルが揃っている環境です。そんな中で仕事ができることがまず貴重だと感じます。

 

「クレンジングバーム DUO」を皮切りに急成長を遂げてきたプレミアアンチエイジングは、企業として新たなフェーズを迎えています。変化も激しい中で、こういった仲間と日々議論して同じ未来を目指せるこの状態がすごく刺激的で、魅力的です。

あらゆる商品に携わってきた濱田さんだからこそ感じる、商品の魅力を教えてください。

本当に真面目に商品づくりに向き合っていることですね。そして、Uniqueな価値を生み出すことにこだわっています。

 

「クレンジングバーム DUO」で例えると、発売当時のクレンジングといえば、落とすだけの役割でした。そこに、“潤す”機能を付加しました。この唯一無二の掛け合わせを送り出して、DUOの「ザ クレンジングバーム」シリーズは5年連続クレンジング売上No.1*1を獲得、また2024年2月末には累計出荷個数5,000万個*2を突破しました。成分の選び方や成分の組み合わせなど、独自の商品づくりをしていますね。

夢を与えてくれる「化粧品」に携わることの喜び

 今後はどのようなことに挑み、目指していかれるのか展望を聞かせてください。

まず、まだまだ「伝える」ということを追求し続けたいと思っています。

 

そして、新しいことにもチャレンジし始めています。入社をきっかけに、ヘアケアブランドの「clayence」も担当するようになり、毛髪診断士の資格を取りました。人生、何歳になっても学ぶ姿勢が大事だと改めて感じています。それは自分の子どもや一緒に働く、特に若手メンバーに見せていきたい姿でもあります。

商品研究のエピソードでも感じた、濱田さんの学び続ける姿勢ですが、どこにその原動力があるのでしょうか?

私はまず、化粧品がとても好きなんです。化粧品は使う人の生活を豊かにしたり、自分に自信を持たせてくれる、夢を与えてくれるもの。携わっていてとても幸せを感じます。

これを、次世代を担う若手メンバーにも伝えたい、感じて欲しいと思っています。そのために自分が何を伝えていけるのか、どう伝えることができるのか。常に考え、磨き続けているのだと思います。

 

*1  TPCマーケティングリサーチ㈱調べによるブランド別クレンジングに関する調査

(調査対象期間:2019年4月~2024年3月/調査時期:2024年4月)

*2  2024年2月末時点