プレミアアンチエイジングでは、2023年12月に子どもや家族、パートナーを招待するオープンオフィスイベント「THANKS DAY」を開催。「私の仕事の価値を知ってほしい」と小学生と中学生の2人のお子さんと一緒に参加した黒岡さんに、ライフステージが変わる中で、仕事と育児と自分らしさをどう実現してきたのかお話を聞きました。

まずは、黒岡さんの仕事内容と働き方について教えてください。

新チャネル事業部に所属し、百貨店内店舗の運用や取引先との交渉、新たな取引先の開拓などの領域を担当しています。中でも、百貨店のバイヤーさんへの対応や美容部員のマネジメントおよび店舗に赴いての交流、また取引先への提案などに取り組んでおり、社外の方とのコミュニケーションが仕事の大半を占めています。
 

働き方としては、週4日のオフィス勤務と1日のリモートワークを組み合わせています。1日の流れは、朝は子どもたちを学校に送り出してから出社し、夕方には仕事を一時中断し、子どもたちがお稽古から帰るころまでに帰宅。その後ごはんをつくり一緒に食べてから、自宅で再びパソコンに向かうというような日々を過ごしています。
合間に家事をすることでメリハリも生まれたり、集中力も高まることで、仕事にうまく取り組めている気がします。

仕事と育児を一人で完璧にこなそうと悩まないことが両立の秘訣

仕事面で工夫していることを教えてください。

上長や同僚に早めに報告、連絡、相談をするように心がけています。また、必ず週に一度はタスクを振り返る時間を設けています。担当している業務が多岐に渡り、スケジュールにタスクを落とし込んではいるものの、時間内に終わらないこともあります。
突発的に店頭に出向かないといけない場面や、子どもが体調を崩して出社できないこともしばしばありますが、そういうときはチーム内で割り振りし直してもらったり、リモートワークに切り替えたりすることで、仕事が滞らないようにしています。タスクの進捗を整理できていることで、急な変更があってもやりくりできるので、振り返りの時間は大切にしています。 

 

プライベートではどのように過ごされていますか?

子どもたちと一緒にいる時間を大切にしています。
 

中学生になる上の子は受験に向けて塾に通っており、一緒に過ごす時間が少なくなってきています。思春期真っ只中ということもあり、だんだん話す機会も減ってきました。でも、無理に聞き出そうとはせずに、食べたそうなメニューにしたり、コーヒー牛乳を差し入れたりして、何かしらつながるきっかけを持つようにしています。
 

小学生の下の子はまだ甘えたがりな部分があるので、話す時間を意識してつくるようにしています。夕食を一緒に食べたり、寝る前のひと時を一緒に過ごしたりするタイミングで、話を聞けるようにしていますね。

子どもが大きくなるにつれて、小さいころとは違う悩みが出てきている状況ですが、社内のママ友にも相談したり、愚痴を聞いてもらったりしています。私の上長も同年代のお子さんがいらっしゃるので、育児との両立への理解は高く、助けられています。
 

仕事と育児の両立は難しく考えがちですが、仕事と育児を一人で完璧にこなそうと抱え込まない。そう思えるようになってから、うまく両立できるようになっていった気がします。

仕事があったから育児だけにならずうまく切り替えてこられた

黒岡さんは働くことについてどのように捉えていますか?

仕事は私にとって、本当の自分でいられる場所ですね。もちろん子どもたちにも自分を出せるのですが、母親としての側面で接しています。仕事では、自分をしっかりと出して、その自分に対して評価をもらえていると実感しています。
 

私が働くことは、子どもたちの将来にもプラスになると思うんです。父親だけでなく、母親も仕事をしていて、頑張っているところを背中で見せていきたい。だから私は、子どもたちに仕事のことを積極的に話すようにしています。私が仕事でどんなふうに葛藤し、どう解決していったのか、子どもたちにも疑似体験してほしいんです。
 

私が仕事で吸収したことを子どもたちに返して、その結果、子どもたちが自分で考えて行動できるようになってほしいですね。

黒岡さんにとって働くことはとても大切な要素だと思いますが、キャリアについてはどのように考えていますか。

ずっとフルタイムで働くことを理想と考えてきましたが、実際に出産したあとは、どうしても思うように働けない時期もありました。勤務形態にこだわらず、アルバイトをしたり、業務委託で働いたりと、もともと描いていた理想のキャリアに近づけるようにと、さまざまなことに取り組んできました。今となってはそうした経験が生きる場面もあります。
 

私としては仕事があることで、育児だけにならず、うまく切り替えながらやってこられたと思うんです。その時々で社会とつながりながら、子どもたちの状況に合わせて働き方も変えてきました。結果として、派遣社員として入社した当社で正社員に登用いただき、現在ではフルタイムで働けています。

両親以外に頼れる大人が職場にいてくれる安心感

オープンオフィスイベント「THANKS DAY」にはご家族も参加されたと聞きました。

12月に子どもや家族、パートナーを招待するオープンオフィスイベント「THANKS DAY」が、オフィスで開催されました。子どもたちはそのイベントで初めてオフィスを訪れましたが、綺麗さや景色の良さに感動していました。同僚が子どもたちに声をかけてくれたり、全力で遊んでくれたりしましたね。
 

さらに、役員がサンタクロースの格好でお菓子を配ったり、名刺交換したりと、子どもたちに気兼ねなく接してくれました。今でも子どもたちは私の同僚と連絡を取り合うくらい仲良くなりました。
 

これまでも、私がどういった環境でどんな仕事をしているか、子どもたちに話すようにはしてきましたが、もっと私の仕事について体感してほしいという思いがありました。私が仕事に行くことで、子どもたちとの時間が短くなってしまっている側面もあるなかで、価値のある仕事だと知ってもらうためにも、実際に会社の様子を見てほしいと思っていました。
 

オープンオフィスイベントを経て、家族ぐるみで「プレミアアンチエイジング」の一員として見てもらえた、ということに子どもたちも喜んでいました。子どもたちに私の仕事の悩みを打ち明けたときにも、子どもたちの方から「同僚の〇〇さんにお願いしちゃえばいいじゃん」なんて返されて、こちらがハッとしたくらいです。メンバーや役員の方への感謝の気持ちでいっぱいになる、とても素敵な企画でした。改めていい会社だなと思いますね。

今後のビジョンについて教えてください。

当社の商品の魅力を多くの方にお伝えしていくことに加え、自分ができるやるべきことを最大限にやっていきたいと考えています。今、任されている目の前の業務に集中し、売上の拡大にもしっかり貢献していきたいですね。
 

余裕がなくなると考える時間がなくなってしまうので、その考える時間をつくることを意識して、新規ビジネスの提案にも取り組んでいきたいです。